ミドリイシ飼育に必須、ベルリンシステムとは何???

投稿日:2017年2月2日 更新日:

サンゴを飼育する人の多くが「ベルリンシステム」を使っているというが、本当のところベルリンシステムとは何だろう??

➡ 基本的にはスキマーを利用したナチュラルシステムのことだが!!!

 

ここではベルリンシステムの基本的な考え方を説明していこう。

 

通常、海水魚を飼育する際にはフィルター(ろ過器)が必要である。そのフィルター内のろ材に繁殖するろ過バクテリアの力で、有毒なアンモニアや亜硝酸塩を分解し、魚が生きていける水にしている。

 

魚の排泄物などは分解されて最終的に硝酸塩となり蓄積していくが、これは水換えによって除去することができる。

 

しかし、サンゴ、とりわけデリケートなハードコーラルは硝酸塩の蓄積に弱い。通常ろ過では硝酸塩が蓄積するスピードがあまりにも早い(効率の良いフィルターほど早い)ため、多くのサンゴで長期飼育が難しくなってしまう。

 

そこで考え出されたのが、通常型強制通水式フィルターを排除したシステムである。

 

それらは一般的にはナチュラルシステムと呼ばれ、ベルリンシステム、モナコシステム、DSB(ディープ・サンド・ベッド)などがその中に含まれる。

 

ここではその中で最も普及しているベルリンシステムについて述べていく。

 

ベルリンシステムは強力なプロテインスキマーで、海水中のタンパク質などの不純物をおおまかに取り除き、残りをライブロックと底砂によってゆるやかにだが、しっかりと海水を浄化する。簡単に言うとそういうシステムである。

 

フィルターが無いということで、不安定なシステムでないかと疑う方もいるだろう。しかし、しっかりとセッティングし、いったん安定したベルリンシステムの水槽は意外なほどタフである。もちろん、日常管理を怠れば崩壊の危険があるのは、ベルリンシステムに限らずどんな水槽でも同じだ。

 

さて、意外にタフだと前述したが、それはサンゴを中心に飼育した場合である。魚を多く収容してしまうと、やはり硝酸塩濃度が上がってしまい、よくない。

 

よく海水魚専門誌やネットでは、魚を多く収容したベルリンシステムの水槽を見かけるが、あれはそれなりのシステムであったり、頻繁な水換えなどの絶え間ない努力に支えられたものである。

 

基本的に魚は少なく、物足りない程度の収容数にしておくべきである。

 

ベルリンシステムとは、サンゴをメインとするシステムであって、魚がメインとなるシステムではない!

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※ミドリイシを飼育しているが、維持がやっと

 

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※少しさぼると硝酸塩濃度があがったミドリイシが白化

 

ベルリンシステムを立ち上げる際に最低限必要なものは、水槽や照明などの基本的なもの意外は、プロテインスキマー良質なライブロック底砂水槽用クーラーの4点。

 

これらがあれば、とりあえずベルリンシステムを始められる。

 

プロテインスキマーはベルリンシステムの心臓部と言われる器具。これがなくては始まらない。

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※60×45×45水槽に設置している我が家のプロテインスキマー

 

プロテインスキマーは90cmまでの水槽の場合、あるいはほとんどミドリイシを飼育しない場合は、さほど強力なものは必要ない。大型の水槽、魚がごく少数でない場合は高出力なものが必要である。




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