バクテリアは海水魚飼育に大切な生物ろ過の主役です!
自然界で行われている、バクテリアによるアンモニア→亜硝酸→硝酸塩という分解の流れを水槽内で再現するのが生物ろ過です。
そうしなければ、有害なアンモニアや亜硝酸によって生体が最悪★になってしまう可能性があります。
ですからこの作用をもたらすバクテリアの繁殖が水槽には必要である、増殖させるためにはろ材や底砂、ライブロックなどが役に立ちます。
○ろ過の種類
①生物ろ過
バクテリアにより残餌やふんをアンモニア→亜硝酸→硝酸塩のお順で分解していくこと。
②化学ろ過
物理ろ過では取れない、白濁の原因などになるコロイド状の非常に微細な粒を吸着して大きな塊にすること。
③物理ろ過
ウールマットやスポンジフィルターなどを用い、大きめのゴミなどを濾し取ること。
今回は①の生物ろ過のバクテリアについて説明していく。
バクテリアにも様々な種類があり、働きも違う。バクテリアはそれぞれが必要な物質を取り込み、別の物質に変えて排出する。バクテリアたちは、もちろん水槽をきれいにしようという善意でこれらを行っているのではない。バクテリアは人間にとっての呼吸や食事、排泄と同じように生命維持活動を行っており、その結果がたまたま、我々のニーズに合致しているというわけだ。このように人間にとってメリットをもたらすバクテリアのことを総じて善玉金という。
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◆3つのバクテリアの働き
1 有機物分解バクテリア(ジュードモナス)
脂質、糖質、たんぱく質などの有機物と酸素を取り込むと、アンモニアや炭酸ガス、水を排出する。
2 アンモニア酸化バクテリア(ニトロモナス)
アンモニアと酸素を取り込み、亜硝酸や水を排出する。繁殖させるには必ずアンモニアが必要になる。亜硝酸酸化細菌とともに、硝化バクテリアと呼ばれる。
3 亜硝酸酸化バクテリア
亜硝酸と酸素を取り込み、比較的無害な硝酸塩を排出。有機物が豊富にあると、亜硝酸の代わりに取り込む。亜硝酸濃度が下がらないときにはこれが原因の場合もある。
このようにバクテリアが水槽内の環境を作り出している。
これらのバクテリアを手早く増殖するにはバクテリア製剤を入れるとよい。
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